非抜歯矯正

1 非抜歯矯正すると出っ歯になる?
歯が並ぶスペースがないのに歯を抜かずに並べる⇒無理に並べる事で歯が前方に出てしまう⇒口元が出て出っ歯のような顔になる。
歯が並ぶスペースを作る前に無理に非抜歯で並べようとした為にこのような残念な結果が生じたものと思われます。
重要なことは歯が並ばない原因を突き止め 歯が並ぶスペースを確保することです。                        非抜歯で 歯が並ぶスペースを作り出す為の2つの方法です。
◇倒れて狭くなった歯槽骨を正常な位置に起こす
◇必要以上に大きくなった歯を小さくする
2 後戻りしやすい?
歯が移動するということは歯を支えている歯槽骨が吸収と添加を繰り返しながら移動していくからです。
移動したばかりの歯槽骨がしっかりとその場所で安定するまでは後戻りが起きる可能性はあります。
後戻りは矯正のメカニズムを考えると当然の現象です。抜歯矯正か非抜歯矯正かは関係ありません。
後戻りするかどうかは抜歯か非抜歯かというよりも リテーナー(後戻り防止装置)を きちんと使用しているかどうかに左右されることが多いようです。そして偏った嚙み癖や生活習慣にも大いに影響されることが考えられる為 望ましい歯の使い方を学習していく必要があります。
やはり前述の3つの力のコントロールが必要と考えられます。
3つの力のコントロールとは
1偏ったかみかたの是正  
2無意識時の歯の接触癖の気付き 
3就寝時の嚙みしめ歯ぎしりのコントロール
を指します。